人口推計 10人に1人が80歳以上に

総務省が17日、「敬老の日」(18日)にちなんで、統計からみた65歳以上の高齢者のすがたを公表。15日現在の推計で、高齢者(65歳以上)の人口は3623万人で、前年(3624万人)より1万人減少し、1950年以降で初めて減少に。総人口に占める割合は29.1パーセントで、前年(29.0パーセント)に比べ0.1ポイント上昇し、過去最高に。

男性は1572万人で男性人口の26.0パーセント、女性は2051万人で女性人口の32.1パーセントを占める。

75歳以上人口は 、前年に比べ72万人増加し、初めて2000万人を超える。
80歳以上人口は、総人口に占める割合が初めて10パーセントを超え、10人に1人が80歳以上に。

2022年に仕事に就いた高齢者は2004年以降、19年連続で増加し、過去最多の912万人に。就業者総数に占める高齢就業者の割合は13.6パーセントで過去最高に。就業者のおよそ7人に1人を高齢就業者が占める。

高齢者の有業率(65歳以上人口に占める普段働いている人の割合)は25.3パーセント。高齢者の有業率を都道府県、男女別にみると、男性は山梨県が41.3パーセントで最も高く、次いで福井県(40.8パーセント)、長野県(39.6パーセント)、山形県(38.5パーセント)など。女性は福井県(23.3パーセント)が最も高く、次いで長野県(22.6パーセント)、山梨県(22.2パーセント)、佐賀県(21.8パーセント)など。

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