山梨県民信組、元職員が約780万円着服!

山梨県民信用組合(甲府市相生1丁目)が19日、元職員による着服が判明したと発表。2017年3月に退職した元職員の40代男性で、着服総額は約780万円。

合併前の旧甲府中央信用組合北支店に勤務していた2000年に、客1人のカードローンの申込書を代筆して作成し、発行したカードを自宅で保管。その後、2000年6月ごろ~2023年9月ごろまでの間にカードを不正に使用し、計約200万円をATM(現金自動預払機)から出金して着服。

また、旧西支店(甲府市)や旧須玉支店(北杜市)に勤務していた2014年8月~2017年8月の間に、客3人から出資金加入を口実に現金計580万円を預かり着服。この客からの問い合わせで着服が発覚。元職員は発覚した2017年3月に依願退職。当時の関係役職員が着服を把握したが、法令で定められている期限内に財務省関東財務局に報告せず、被害にあった客に対して適切な説明も行っていなかった。

被害金額は、元職員が全額弁済。同組合は「第三者委員会」を設置して事実関係の調査、再発防止策を検証へ。

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